今年は10年に1度の大寒波と言われ、四国でも連日の氷点下と厳しい冬です。
睡蓮鉢をはじめとした、メダカの飼育容器にも氷が張る日があって心配になります。
容器に張った氷は割ってもいいのか?
溶けるのを待つべきなのか?
今日はメダカの飼育容器の氷について書きたいと思います。
基本的には放置
メダカの飼育容器に張った氷については、皆さんそれぞれの考えがあるようです。
私の場合、基本的には放置でいいかなと思っています。
氷を放置する理由として、それが自然のままだから。
野生のメダカは、当然ながら氷が張るような環境でも生きています。
基本的には、それぐらいの生命力はあると思っています。
また、氷を割る際の衝撃で、メダカにストレスを与えることも心配です。
冬眠時は、じっとしていることで体力の消費を抑えています。
無理やり起こしてしまうことが、余計な体力を消耗させてしまうことに。
結果として弱ってしまう場合もあります。
簡単に取れる氷は取り除きましょう
すでに割れているものや、手で簡単に取れる氷は取り除きましょう。
氷は溶けるときに周りの熱を奪います。
取れる氷だけでも取り除いておけば、水温上昇の助けになります。
先ほども書いたように、無理に取り除くとメダカに負担がかかるので注意です。
浅い容器は完全凍結に注意
トロ舟やNVボックスなどで飼育されている方も多いと思います。
これらの容器は水深が浅いため、完全凍結の危険性があるので注意が必要です。
飼育容器に氷が張るときは、上から順番に凍っていきます。
水深があれば表面だけで済みますが、浅いとそこまで完全凍結してしまいます。
さすがのメダカも、完全凍結してしまえば生きていくことができません。
トロ舟やNVボックスで飼育している方は、冬だけでもタライや睡蓮鉢など水深の深い容器に変更しましょう。
水量が多いこともポイントで、水温の変化が緩やかになります。
何か覆いをするだけでも氷を防げるかも
冬の凍結対策も、皆さん色々されていますね。
容器に発泡スチロールを浮かべている方もいらっしゃいます。
凍結防止には、すだれや布などを容器に掛けてあげるだけでも効果があります。
放射冷却という現象を聞いたことはありませんか?
あれは冬の晴れた日の次の日は、気温がグッと下がるというものです。
上空に雲があれば、地上の熱が宇宙空間へ放出されるのを抑えられるので、雲が無いと温度が下がるという現象です。
同じ仕組みで、すだれを容器に載せるだけで水面からの熱の放出を抑えることができます。
容器を軒下に置くだけも同じような効果があるので、試してみてはいかがでしょうか?
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