アグラオネマの株分け・挿し木・挿し穂

我が家にやってきて約3年になるアグラオネマ・マリア。
株もそこそこ大きくなってきたので、これを機会に株分けなどで増やしてみたいと思います。

購入後3年で大きく成長した株
目次

アグラオネマとは?

アグラオネマとは観葉植物なのですが、映画レオンに登場したことで人気が出ました。
レオンに登場したのは『カティーシー』という品種ですが、私が持っているのは近似種の『マリア』になります。
※カティーシーは希少種で、とってもお高い・・・

東南アジアなど熱帯原産の植物で、耐寒性は低いものの日影には強く、観葉植物としては優秀です。
難点といえば成長が遅いこと。
裏を返せば管理の手間が少なくて済むとも言えます。

特徴的な斑入りの葉は品種によって異なる

根の状態を確認する

購入後、1度だけ植え替えをしたっきり。
その後どうなっているか、鉢の中を覗いてみましょう。

根の様子

根がぎっしりと言うほどではありませんが、根が回っているので植替え時かもしれません。
もう少し行けたかもしれませんが、根が詰まりすぎると新芽が出ないなど、成長に支障が出ると思われます。

株分け開始

とりあえず3つに分ける

株としては5株ほどになっていましたが、今回はそれを3つに分けます。
そのうち2つはそのまま植替え。
残り1つは挿し木や挿し穂にしていきます。

株分けしたメインの鉢
少し小さめの株

挿し木と挿し穂

茎が間延びした株

一番大きな株ですが、茎の部分が間延びしています。
アグラオネマの葉は順々に上に生えてきますが、古いしたの葉は枯れていきます。
そのため、長年育っていると茎が間延びしたようになってしまいます。
今回この株を使って、切り詰めてバランスをとる挿し穂と、残った部分を挿し木にしたいと思います。

挿し穂用に下葉を切り取る

挿し穂用に若い葉を残して、下端を切り取ります。
挿し穂は根が無くなるため、蒸散による枯れるリスクを減らすために葉は少ないほうがいいです。
本来であれば、残った葉も半分ぐらいにカットした方がいいのですが、今回は見た目重視で切り詰めつ考えです。

カットした様子

今回初めてなので、茎を7㎝ぐらい残して切り分けました。
切り分ける時は消毒したカッターナイフなどを使いましょう。
※私は省略しましたが

こういった植物のほとんどは、樹液に毒性があるものが多く注意が必要です。
アグラオネマも同様で、素手で触ったり、口や目に入らないようにしましょう。

成長促進剤『ルートン』

今回、成長促進剤のルートンを使います。
正確には植物成長調整剤で成長ホルモン剤。
挿し穂や挿し木に使うと、根の成長を促してくれます。

切り口にルートンをまぶす

ルートンを切り口にまぶします。
付けすぎも良くないようですが、初めてなので具合がわかりません。
皿に取り出したルートンに、切り口をチョンチョンと付けました。

挿し穂の完成

そして植え付けたのが上記の写真。
勢いあまって観葉植物用の土に挿してしまいましたが、予定では赤玉土に挿すつもりでした。
たぶん、余分な養分などが無いほうが挿し穂のために良いと思われます。

残った茎を挿し木にする

残った茎を挿し木に

挿し穂で残った茎がもったいないので、こちらも挿し木にしていきます。
右側は根の部分で、試験的に根を整理していますが成功確率は高いでしょう。

問題は左側の胴の部分。
葉も無ければ、根もない。
この状態から再生すればウハウハです。
今回のメインテーマになります。

挿し木の植え付け完了

挿し穂同様に、切り口の根側の方にルートンをまぶして植え付け。
こちらも本来は赤玉土などがよろしいと思われます。

1ヶ月後の様子

今回の株分け・挿し穂・挿し木の作業は2024年5月18日。
情報によれば、湿潤状態を保ったまま1ヶ月ほどで発根するようで、約1ヶ月後の6/16に状況を確認してみました。

挿し穂部分

まずは先端の挿し穂部分。
1ヶ月経っても枯れてないということは、根が出てるということでしょうか?
確認してみましょう。

簡単に引き抜けてしまう

何の抵抗もなく引き抜けてしまい、少し心配になる。
詳しく見ていきましょう。

根らしき白いものが出ている

出てますね。根みたいなものが3つぐらい。
勝手な想像で、切り口から根が出ると思っていましたが違いましたね。
となると、ルートンの使い方があっているのか疑問が出てきましたが、とりあえずは成功ということで。

正規メンバーに仲間入り

仮植えだったのを正式に植え付けて、化粧砂利も敷きました。
これで、我が家の観葉植物に正式メンバーに仲間入りです。

胴挿し部分

さてお次は、今回大注目の胴挿し部分です。
表面は茶色くなっているところもあり、切断部も痩せてきました。

引き抜く

こちらも引き抜いてみると、何の抵抗もなく抜けてしまいました。
当然と言えば当然、穂挿しよりも条件が悪いでしょうから。
それではじっくり見ていきましょう。

根は・・・出ていません

先ほどの穂挿しのように、目立った根は見当たりません。
もう少し観察してみましょうか。

よく見ると突起が出ている

よく観察してみると、何やら突起のようなものがいくつか出ています。
これが、根なのか芽なのか、はたまた何でもないのか。
現段階では判断できないので、こちらは経過観察したいと思います。

もう一つあった根付きの部分は、一番成功率が高いと考えていますので、今回は省略します。
とりあえずは穂挿しが成功したことで、切り詰めてコンパクトに育てることが可能になりました。
それだけでも大収穫です。

2ヶ月後の様子

約2ヶ月後の、7/15の状態です。
元々植え付けていた観葉植物用の土は、養分が多いため湿潤状態だとカビが生えてしまいました。
多肉用の無機質な土に植え替えるついでに、成長具合を確認したいと思います。

根を残した胴切り株

根を残した胴切り株は、安定の成長です。
複数の新芽も確認できるので、全く問題ないでしょう。

根も葉も無かった胴差株

こちらは胴差株です。
それこそ根も葉も無かったところから、新芽と新しい根も確認できました。
素晴らしい成長力ですね。

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この記事を書いた人

瀬戸内でメダカ飼育やガーデニングを楽しんでいます。
まだまだ初心者ですが、一緒に楽しんでいただければ幸いです^^

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