枯らさない!スパニッシュモスの育て方決定版

窓ガラスにつるしたスパニッシュモス

モサモサとした姿でハンギングもできる、インテリアグリーンとして人気の高いスパニッシュモス。
別名、ウスネオイデスとも呼ばれているエアープランツです。

私も5年ほど育てていますが、枯らしてばかりでした。
空気中から水分を吸収するエアープランツなのに、なぜ枯れるのか不思議でしたが、ようやく自分なりの育て方の答えを出すことができました。

本日は、そんなスパニッシュモスの育て方について解説したいと思います。

目次

日光はそれほど必要ない

植物なので、光合成のために日光は必要ですが、窓際のカーテン越し程度の明るさがあれば大丈夫です。むしろ、直射日光は苦手なのでご注意を。
窓の無いトイレなどは無理ですが、リビングの窓付近が最適です。
外であれば、木の枝に掛ければ葉の陰になってちょうどいいかと思います。
我が家では窓ガラスに飾っています。

吸盤を使って窓ガラスにレイアウト

エアープランツでも水は必要

スパニッシュモスはエアープランツと呼ばれる、土に根を張らずに空気中から水分を吸収する植物。
ですが、水が必要無いわけではありません。
原産地の中南米では寒暖差により、毎朝濃霧が発生します。
日本の気候、とりわけ室内の場合は人為的に水やりが必要になります。

水やりは霧吹きなどを使い、たっぷりかけてあげること。
水やりの頻度については諸所ありますが、私は毎日お風呂場でシャワーをかけています
ソーキングだのミスティングだのありますが、水やりはこんな感じで大丈夫!
スパニッシュモスは思ったよりも水が好きなのです。

シャワーでタップリ水やり

蒸れは大敵

スパニッシュモスの最大の敵は蒸れです。
とくに束ねた部分が蒸れやすく、そこから茶色く枯れていきます。
一つに束ねるのではなく、中心に空洞を作るとことが望ましいです。
私もモスハンガーを自作して活用しています。

自作のハンガーとガラス用フック

しかしこれでも中心部分が枯れてしまいます。
室内の場合、風が無いことが蒸れの原因となります。

最も重要なのは風

蒸れを解消するために最も重要なのは風です。
特に水やり後に、しっかりと風を当てることで乾燥させ、蒸れを解消してあげます。
私の場合は、風呂場でも水やり後に1時間程度水切り。
その後、室内干しのスペースで扇風機を1時間程度当てています
これで蒸れとはおさらばです。

風呂場での水切り風景。この後、扇風機で乾かします。

外に放置もいいけど温度に注意

水やりに関しても、風に関しても、スパニッシュモスを外で管理するなら概ねクリアーできます。
建物の軒下や、木の枝に掛けておけば、ほぼ枯れることはありません。
一時期、外で大量増殖を試みました。
唯一の問題点は温度。
さすがに最低気温が10℃を切るようになると、水をやろうが風を当てようが枯れてしまいます。
外で管理する場合は、冬の期間だけでも室内に取り込む必要があります。

初心者は必ず太葉を選ぶこと

スパニッシュモスにはいくつか種類があり、葉の太さに違いがあります。
細葉、中葉、太葉と分類されますが、太葉が丈夫です。
スパニッシュモスは内部に水をため込むため、太葉の方が保水力が強いです。
そのため、少々の環境の変化で枯れることが少なくなります。

細葉の方が見た目がきれいなのですが、保水力が弱いため難易度が上がります。
初心者の方で何度も枯らしてしまう方は、太葉を試してみるといいですよ。

まとめ『スパニッシュモス』を枯らさない管理方法

初心者の方がスパニッシュモスを買う場合、難易度の低い太葉を選んでください。
その上でお勧めの管理方法は以下のようになります。

  1. 直射日光の当たらない窓際に置く
  2. 水やりは毎日タップリ!お風呂場でシャワーをかける
  3. 水やり後は必ず風を当てて蒸れを解消

この3つができれば丈夫に育つ確率はぐっと上がります。
モスハンガーは蒸れさえ解消できれば無くてもいいと思います。
実際、この管理方法に変更してから、麻ひもで束ねたものもほとんど枯れていません。

スパニッシュモスを何度も枯らしてしまう方は、ぜひ一度お試しください。

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この記事を書いた人

瀬戸内でメダカ飼育やガーデニングを楽しんでいます。
まだまだ初心者ですが、一緒に楽しんでいただければ幸いです^^

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