以前の記事でウサギのオヤツとして生牧草を育てました。
オーツヘイとイタリアンライグラスについて、その後の刈り取りと再収穫についてご紹介します。
種まきから発芽までを振り返る
今回栽培しているのはオーツヘイとイタリアンライグラス。
オーツヘイはネコ草の種としてダイソーやホームセンターでも売られているので、生牧草の種としては最も手に入りやすい品種です。
イタリアンライグラスなどを少量だけ欲しい場合は、メルカリで出品している方がいらっしゃいます。割高ですが、大量栽培しないのであれば大変便利です。
土は何でもよく、私は野菜や草花用の培養土を使っています。
そこに種を蒔くわけですが、土が見えなくなるぐらいビッシリ蒔いて大丈夫です。
種まき後に水やりをし、直射日光の当たりにくい軒下などで管理。
1週間から10日ほどで発芽します。
発芽から2週間で15㎝ほどに成長
発芽から約2週間で15㎝ぐらいに成長します。
このあたりから、ウサギさんのオヤツとしては収穫時期です。
オーツヘイは太葉で食べ応えも良さそうな印象。
イタリアンライグラスは細葉ですし、オーツヘイと比べると若干成長が遅いですね。
この数日後、葉の重みからかオーツヘイはヘタリが目立つように。
上に伸びずに寝始めています。
やはり鉢植えの場合は15㎝ぐらいが収穫の目安かもしれません。
このあとタイミングを見て収穫したいと思います。
収穫・刈り取り
収穫は根元をわずかに残して刈り取りましょう。
根元を残すことで複数回収穫することが可能です。
鉢植えのままウサギさんに与えてもいいと思いますが、土など予期しないものを食べたりする可能性があるのでおすすめしません。
結局、発芽から約20日後の4/3に収穫を行いました。
ヘタリ始めた牧草も、朝晩2回の水やりで持ち直しました。
水切れが原因だったと思われますので、夏場や小さな鉢での管理には注意が必要です。
刈り取りは、株元1㎝ぐらいを目安に残しておきます。
そうすることで、株元から再び牧草が成長します。
稲も収穫後に成長していますが、それと同じです。
栽培後、初めて刈り取る牧草を1番刈りと言い、柔らかく栄養価も高いです。
その後、2番刈り、3番刈りと続きますが、徐々に繊維質が多くなります。
1番刈りが嗜好性が高くオヤツ向きで、繊維質が多くなるにつれ主食としても使えると思います。
私はウサギでないのでわかりませんが。おそらく、そういうことでしょう。
そして、今回の収穫量はどうだったのか?
約15㎝角の鉢で育てた結果は以下の通りです。
品種 | 長さ | 重量 |
---|---|---|
オーツヘイ | 約13㎝ | 82.2g |
イタリアンライグラス | 約15㎝ | 52.7g |
鉢やプランターなどの容器を除けば、30円ぐらいしかかかっていない。
この後も2番刈り、3番刈りと収穫できるのであれば、買うのがもったいなく感じます。
なにより自宅で収穫できるので鮮度は抜群ですしね。
2番刈りの収穫
1番刈り収穫後そのまま放置しておけば、再び新芽が伸びてきます。
2番刈り、3番刈りとその後も収穫可能なので、なんだかお得感がすごいです。
1番刈りから1週間後。
オーツヘイとイタリアンライグラス共に、鉢の縁から8~9㎝ぐらいまで成長しています。
すごい回復力!
刈り取った葉がそのまま成長して、すでに収穫してもいいぐらいになっています。
カットした葉先の色が変色していますが、株がしっかり出来上がっているせいか、一番刈りよりも葉は肉厚です。
新芽もいくつか出てきています。
2回目の刈り取り(2番刈り)は4/17に行いました。2週間後ですね。
オーツヘイは18㎝程度。イタリアンライグラスはバラツキがありますが、15㎝程度でしょうか。
新芽で伸びてきたものもありますが、1回目に刈り取ったものが回復して成長したものがほとんどです。そのため、葉先が丸くなって変色しています。
さてさて、収穫量はどうでしょうか?
収穫時の長さは同じぐらいなのですが、重量は少なくなっています。
オーツヘイ:45.6g
イタリアンライグラス:31.2g
1番刈りと比べると半分ぐらいの重量になっています。
おそらくですが、1回目を刈り取るときにダメになった株もあるのだと思います。
健全な株は時間と共に減っていくことになりますので、3番刈りはさらに収穫量が減るかもしれません。
それでも十分な量ですが。
ですが、いい面も。
1番刈りに比べ根張りや株がしっかりしているせいか、葉が寝ることなくしっかりとしています。
これだと、もう少し長く伸びるまで育ててもいいのかもしてません。
種まきから収穫までの日数データ
種まきから収穫、2番刈り、3番刈りと記録をまとめています。
栽培する時の日数管理の目安にご活用ください。
オーツヘイ | イタリアン | |
---|---|---|
種まき | 3/6 | 3/6 |
発芽 | 3/15 | 3/15 |
1番刈り | 4/3 | 4/3 |
2番刈り | 4/17 | 4/17 |
3番刈り | 5/5 | 5/5 |
まとめ
牧草も商品として販売されているのは3番刈りあたりまでです。
ですが、その後も成長を続け、再収穫をすることは可能です。
総収穫量もかなりの量になりますので、時間と場所のある方は買うよりも断然お得になります。
鮮度抜群のままオヤツとしてウサギさんに与えられることは、何物にも代えがたい生牧草栽培のメリットです。
ぜひ皆さんも、チャレンジしてはいかがでしょうか?
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] ウサギの生牧草:刈り取りと再収穫の記録 […]
私も13歳を過ぎたうさぎさんと暮らしていて、今更ながらオーツヘイを栽培しています。
色々調べていたら、こちらのブログを拝見したのですが、プランターで育てても2番刈りや3番刈りの収穫が出来るとは知りませんでした。
一回の収穫で廃棄してました…
これからはもっとオーツヘイの成長を楽しめそうです♪
とても勉強になりました。
ありがとうございました!
イタライは食べないので、ウィートグラスを近々育ててみようかなと考えてます。
お互いのうさぎさん、いっぱい喜んでくれるとイイですね!
コメントありがとうございます^^
明らかに1番刈りがおいしそうなのですが、繊維質が増えると思うので主食にも使えるかもしれません。
よかったら、また見に来てください!