シロクローバーの特徴と育て方

シロツメクサ

シロクローバーはシロツメクサとも呼ばれるマメ科の牧草。
日本においては様々なところに自生しているとともに、土手の土を押さえるためにグランドカバー植物として人く知られています。誰しもが四葉のクローバーを探したり、シロツメクサで王冠を作ったことがあるでしょう。

そんな身近なシロクローバーはマメ科の牧草として、かなりメジャーなものだと思います。
マメ科の牧草はイネ科と比較してタンパク質が豊富で、カルシウムやマグネシウムといったミネラルの含量も高いのが特徴です。イネ科のチモシーなどと組み合わせることで、ウサギさんにとっては栄養バランスを整える効果があります。

目次

植物としての特徴

シロクローバーの種子は1㎜程度と小さく、丸い形状をしています。
他のマメ科の牧草と比べても草丈が低く、20センチ程度の高さまでしか育ちません。そのため、面積のわりに収穫量が多くないので、放牧目的で使用されることが多いです。

寒冷地にも強いので北海道でも使用されていますが、鹿児島までの広い範囲での栽培が可能です。
土に関しても肥沃な方がいいですが、裸地対策でも使われるぐらいなので不良土壌でも問題ありません。

シロクローバーは匍匐茎(ほふくけい)により、横に広がる性質があります。
繁殖力が強いため、地植えの場合は管理が大変です。いったん広がると除去が困難なので、心配な方はプランターなど範囲を絞って栽培することをおすすめします。

栽培方法

牧草地であれば1㎡あたり10g程度ですが、もう少し密に蒔いてもいいと思いいます。
草丈が20㎝程度にしかならないので、プランターの場合は浅めで面積の広いものを使うのがおすすめです。

使用する土は特にこだわる必要はありませんが、なるべく柔らかく耕しておいた方がいいです。
ホームセンターなどで売られている、園芸用培養土で十分です。水はけが悪い場合は赤玉土を混ぜてください。
種の蒔き方としては、全体的にパラパラとまんべんなく蒔くのがいいでしょう。
種まき後は2㎝程度、土をかけてください。
発芽までは約1週間程度。発芽適温は20℃以上が目安です。

水やりに関しては、土が乾いたタイミングでタップリあげてください。乾燥気味でも大丈夫です。
日光を好む植物ですが、あまりに強い日差しは苦手です。
プランターの場合は、発芽前後までは半日日陰に避難させてください。
露地植えの場合は、日照りによる乾燥が見られた時だけ水やりをしてください。それ以外は自然の雨だけでも問題ありません。極端に水をやりすぎると根腐れを起こします。

牧草地の場合はイネ科の牧草と混播する場合もありますが、シロクローバーの割合が多いとイネ科の牧草の生育を抑制してしまうので注意が必要です。

冬に地上部は枯れてしまいますが、根は生きています。
春になれば再び成長しますので、一度植えれば収穫し続けれるのがメリットです。
そんなシロクローバーの特徴を生かし、庭がある人はウサギさんの運動場を作ってみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

瀬戸内でメダカ飼育やガーデニングを楽しんでいます。
まだまだ初心者ですが、一緒に楽しんでいただければ幸いです^^

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