暑い夏が近づいてくると、気になるのが窓からの日差しです。
直射日光は室内を暖め、それを冷やすためにエアコンの電気代がかさみます。
そこで注目したいのが『グリーンカーテン』
窓辺につる性の植物を這わせることで、日差しを遮る天然のカーテンになります。
このだび、私もマイホームを新築したのですが、リビングの窓上にバーを設置。あらかじめグリーンカーテンを計画していました。今年が初めての夏となりますので、今からいろいろと準備をしたいと思います。
グリーンカーテンのメリット
グリーンカーテンの最大の特徴は、植物の葉っぱで日差しを遮る天然のカーテン効果にあります。
一般的なカーテンと違い外にありますので、家の中に日射が入る前にカットできます。
そして植物ですので、その葉っぱには水分を含んでいます。この水分が蒸発・気化することで周囲の熱を下げる効果もあります。とても優秀ですね。
何より窓辺から植物が見えることで、心が安らぎますしね。
特に最近では巣ごもり需要が増え、家の中にいても癒され、そとで手入れをしても癒され。まさに今の時代に合っているのです。
オーシャンブルーを選ぶ理由
グリーンカーテンにはつる性の植物が適しています。
その中でもゴーヤや朝顔などが人気です。
今回、私がグリーンカーテンに選んだのはオーシャンブルーという朝顔の仲間です。
琉球朝顔とも呼ばれ、一般的な朝顔は１年で枯れてしまいますが、オーシャンブルーは宿根の多年草。
冬には根だけを残して、翌年またつるを伸ばします。根が成長している分、２年目以降の方が生育がいいのです。
何より生育がすさまじく、グリーンカーテンにもってこいの品種なのです。
それゆえ、窓一つに対して苗が一つあれば十分なので、コストと管理の点からもオーシャンブルーを選びました。
花はまさに大きめの朝顔。大輪の青紫の花をつけますので、見た目にも楽しませてくれます。
グリーンカーテンとしては、食べられるということでゴーヤも人気があります。
今回私がゴーヤを選ばなかった理由は、『食べきれないほどゴーヤができてしまう』ということです。
窓一面に育ったゴーヤからは、どんどん実が成長します。食べても食べてもキリがありません。近所に配っても絶対余ります。
個人的に、ゴーヤはワンシーズンで３回も食べれば十分なので。
※沖縄及びゴーヤ好きの人ゴメンナサイ
オーシャンブルーの注意点
そんなオーシャンブルー、育てるにあたってはいくつかの注意点があります。
①２年目からの生育に期待
先ほども書いた通り、ブルーオーシャンは宿根朝顔です。
根が育っていない１年目は、思ったよりも生育が遅く、花の開花も９月以降だったりします。
越冬させれば翌年からは早い段階から生育をはじめ、開花も早まります。
１年目は他のつる植物と混ぜてグリーンカーテンにするのがいいでしょう。
②夜間に明るすぎると開花しないことも
オーシャンブルーは日が短くなり始めると花を付ける習性があります。
そのため、窓辺で夜間まで明るい状態が続くと、それが原因で花が付かない場合もあります。
また、この修正を逆手に取り、人工的に遮光することで開花を早める方法もあります。
③越冬にはコツが必要
シーズンが終わったブルーオーシャンは、根本付近を残して刈り込みます。
そして保温や霜対策として、マルチや藁で覆うなどの対策が必要です。
室内に移動させるのが一番ですが、霜の降りない軒下に移動させるだけでも効果があります。
翌年も元気に成長させるには、この越冬準備も欠かせないのです。
④生育が良すぎるので管理が必要
グリーンカーテンに最適なオーシャンブルーですが、見方を変えると生育が良すぎるため管理が必要になります。
宿根のオーシャンブルーには、基本的に種はできません。ランナーと呼ばれる横に伸びるつるから、新しい根を出して増えていきます。
そのため、しっかり管理していないと無尽蔵に増殖して手が付けられなくなります。場所によっては野生化して問題になっているところもあるようです。
当然地面に直接植える露地栽培の方が成長はいいのですが、管理のしやすさという点ではプランター栽培がおすすめです。プランターであれば、越冬のタイミングで軒下に移動させることもできます。
まとめ
ということで、省エネ効果も高いグリーンカーテンにはブルーオーシャンがおすすめです。
宿根朝顔なので、越冬さえできれば毎年元気よく育ってくれます。
また、種ができないブルーオーシャンは増やし方も一般的な朝顔とは違うということです。
生育が良すぎることが難点ですが、しっかり管理すれば立派なグリーンカーテンとして役立つはずです。
何より目を楽しませてくれる大輪の花が付くのは、育てる楽しみが大きいですね。
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