今年も美しい花を見せてくれたサルビア・カラドンナ『ネモローサ』
花後の剪定をした後でしたが、大量のバッタによって葉っぱのほとんどを食べられてしまいました。
去年はここまでひどくは無かったのですが・・・
今回はサルビア・カラドンナ『ネモローサ』のバッタによる食害についてリポートします。
7月ぐらいから被害が拡大
ネモローサのバッタによる食害に気が付いたのは7月ぐらいでしょうか?
水やりしてると、やたらとバッタが飛び出してくる。
加えて緑の葉っぱも少なくなってきたなと感じていました。
写真はお盆前の8月上旬。
7月下旬には、ほぼこの状態でした。
ほとんどの葉っぱが食い尽くされている状態。
枯れていないだけましだと思いますが、これから先が心配です。
犯人はオンブバッタ
虫に詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ。
ネモローサの食害の犯人はオンブバッタと思われます。
最初は小さかったのですが、すくすくと成長してしまったようですね。
ネモローサの被害は甚大なのですが、周辺の植物への影響はほとんど見られません。
オンブバッタにも好みがあるようです。
オンブバッタが好む植物としては、以下のようなものがあります。
- キク科:キク、シュンギクなど
- ナス科:ナスなど
- アブラナ科:白菜など
- シソ科:シソなど
そう、サルビアはシソ科なのです。
大好物なので、放っておくとどんどん食べられてしまいます。
オンブバッタの駆除方法
害虫と考えるなら殺虫剤などを使うことも有効ですが、周辺に野菜などがある場合や、土壌汚染が心配であれば避けたいところです。
バッタが小さいうちの早期対応であれば、お酢系などの人体に影響の少ない薬剤を使用すればいいでしょう。
私の住んでいる香川県では菊の栽培が盛んであり、それを食べるオンブバッタ対策が研究されています。
それによると3~4㎜のネットだと成虫の侵入を防ぐことができ、1㎜以下であれば幼虫の侵入も防げるようです。
オンブバッタは飛翔しないとされているが、実験では125㎝のネットを這いあがって移動することが確認されています。
オンブバッタの侵入を完全に防ぐのであれば、ネモローサ全体に1㎜以下のネットをかけるのが有効でしょう。
ネットをかけるタイミングとしては、花後の切り戻し後がいいかもしれませんね。
まとめ
サルビア・カラドンナ『ネモローサ』はシソ科でありオンブバッタの大好物です。
そのままにしておくと、食害によって葉を食べつくされてしまう可能性があります。
薬剤を使った駆除以外には、防虫ネットを使うのが有効です。
1㎜以下の目のネットを使用し、ネモローサ全体を覆うようにします。
タイミングとしては、花後のガラを切り戻した後がいいでしょう。
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