トロ舟でメダカの針子用水槽を作る

前回、突如として我が家にやってきたメダカ睡蓮鉢
わからないながらにも調べていると、バックヤードこそがメダカ飼育の醍醐味でもあるようです。バックヤードとはメダカの卵を孵化させたり、針子と呼ばれる稚魚を親と隔離して育てるために必要なスペース。
ベテランともなると大量の容器を並べて、掛け合わせによる改良メダカを楽しんでいるようです。
私の方はまだまだ初心者なので、産み付けられた卵を放置するのもかわいそうというだけの話。
そのために、今回は針子用の水槽をトロ舟を使って用意したいと思います。

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なぜメダカの稚魚を分けるのか?

メダカの卵は水草などに産み付けられます。そのまま放置しておけば10日前後で孵化します。この時孵化した稚魚は針子と呼ばれ1㎝に満たないほど小さく、広い水槽では肉眼で確認するのも一苦労です。
そんな小さな稚魚ですから、親メダカと一緒の水槽だと捕食されるなどの危険があり、生存率が著しく下がるのです。
そこで、産み付けられた卵発見した段階で別容器に移します。こうすることで、孵化した稚魚を安全に育てることができるのです。

トロ舟を水槽として使う

今回、針子用の水槽として用意したのはトロ舟と呼ばれる容器。トロ箱、プラ舟とも呼ばれる、プラスチック製の四角い容器です。本来は建築現場などで、セメントなどを混ぜ合わせるために使われるもの。
そういった用途から、このトロ舟は丈夫であることとともに安価であることが特徴ともいえます。そのため、メダカ界隈では飼育容器として重宝されているようです。

私が選んだのは黒色40Lサイズですが、緑や白といったカラーバリエーションやサイズ違いも展開しています。
近所のホームセンターで手に入ります。ただし、在庫数が多くないと思うので、まとめ買いしたい方はネット注文がいいかと思います。

その他に用意した材料

私はトロ舟をビオトープ寄りに作っていきたいなと思っていました。自然に近い環境で泳ぐメダカは、見ていて楽しそうだし、メダカ自身もストレスが少ないんじゃないかと思います。
ということで用意したのが赤玉土。トロ舟の底に敷くことで殺風景な見た目の改善と、バクテリアの住みかとして水質改善の機能を果たします。

赤玉土は粒状になっており、主に園芸目的で使用されます。私はコメリで購入しました。
赤玉土には通常のものと、硬質のものと2種類あります。硬質タイプは焼き固めているので、粒形状が崩れにくくなっています。ビオトープで使う目的であれば硬質の方がよさそうですが、私は通常タイプにしました。なぜなら無かったから。
通常タイプでも問題なさそうですし、粒形状が崩れても機能としては大きく変わらないようです。今回はとりあえずのお試しでやってみます。

赤玉土を使う場合、一旦水洗いをすると表面の細かな粒子を洗い流すことができます。ですが、そのままぶち込んでも問題はないようです。私は初めてなので、一応水洗いをしてみました。
赤玉土をざるに移し、水を流して軽く洗う。洗いすぎると粒が潰れるので注意しましょう。
※洗っても水槽の水は一旦濁ります

ビオトープのベースが完成

赤玉土と水を入れ、必要なものを配置して、一旦は針子のビオトープの原型が出来上がりました。
これから水草を増やしたり、少しずつ作り込んでいきたいと思います。

水草としては睡蓮鉢のホテイアオイを移植したのと、新規でアナカリスを入れています。素焼きの鉢は針子の隠れ家として。石は段差を作るために使用しています。ここが水草で覆われるのが楽しみです。

左側の日よけの下には、卵用のカゴを固定しています。
卵の産み付けられた産卵床を睡蓮鉢から移動させ、2週間ぐらいして孵化し終わったら睡蓮鉢に戻します。
こちらはダイソーのキッチンコーナーで購入しましたが、サイズが程よくて気に入っています。孵化した針子は、かごの隙間から出ていく予定です。

ちなみに、水槽の片隅に浮かんでいるのは水温計です。なんせ初めてのことなので、どういった条件で何度ぐらいになるのか観察したいと思って導入しました。
他にも、貼り付けたり固定するタイプもあったのですが、結局外して見たり外れたりするんだろうなと思って浮くタイプを選んでいます。

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この記事を書いた人

瀬戸内でメダカ飼育やガーデニングを楽しんでいます。
まだまだ初心者ですが、一緒に楽しんでいただければ幸いです^^

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