ホームセンターで買ったハオルチア。
これがなかなかいい感じに丈夫で、瀬戸内の平野部で問題なく屋外越冬します。
今回は同じように株分けしたハオルチアを、鉢の違いによる生育の差について紹介します。
素焼き鉢が抜群に美しく育つ!
私はハオルチアを屋外管理しているのですが、それゆえ強健な品種のみが残っていきます。
そんなコレクションから、同じように株分けしたのに育ち方の違うハオルチアを紹介します。

3つとも同じ親株からの株分けであり、同じ無機質用土で育てています。
環境もほぼ同じ、日射も風雨も同じように受けているはずです。

特にこちらの陶器鉢がわかりやすいですね。
葉の一部が溶けてしまっています。
用土も苔むしているので、うまく排水できていないのでしょう。

こちらも陶器鉢ですが、若干大きめサイズ。
溶けこそしていないものの、色は悪いですね。
同じように用土が緑色になっています。自然の雨が抜けきらないんですね。

それに比べて、こちらは素焼き鉢。
美しいロゼットを形成しています。
土こそ緑色にはなっていますが、ハオルチアの生育としては抜群にいいです。
根の生育にも差が出る
今回の目的は、土を入れ替えて排水性を高めてやろう、というのが一つのゴールでした。
それぞれのハオルチアは、容器こそそのままですが、鉢底石を増量するなどして排水性を高めて植え替えています。
その過程で、根の生育にも大きな差があることに気が付きました。

こちらをご覧ください。
明らかに元気な根です。
これは、素焼き鉢から取り出したところ。
残念ながら、他の鉢の根を取り忘れたのですが、これの1/3程度でした。
根腐れですね。
素焼き鉢は、鉢自体の排水性・透湿性が高いので根腐れのリスクが低いのでしょうね。
これを見て素焼き鉢の効果を再認識しました。
まとめ
ハオルチアを雨ざらしの外管理をする場合、最も重要なのが排水性です。
根腐れを起こさないためにも、無機質用土や鉢底石を使って排水性を高める必要があります。
特に素焼き鉢を利用すると、排水性・透湿性が高いため根腐れリスクをぐっと抑えることができます。
そのほか、最近知ったのは鉢のサイズ自体を小さくすること。
大きすぎる鉢は土の量が多く、土が乾くまでに時間がかかってしまいます。
なるべく少ない土にすれば短時間で土が乾くため、管理が楽になるはずです。
ハオルチアを外で育てている方は、ぜひ参考にしてください。

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